「仕事の成果より、上司へのゴマすりが評価される」 「真面目に泥を被っている自分より、要領よく手柄を奪うやつが昇進する」
営業の世界では、そんな目を疑うような不条理が平然とまかり通っています。 検索窓に「媚び 売り 出世」と打ち込んだあなたは、今、言葉にできないほどの虚しさと怒りの中にいるはずです。
今回は、人見知りで内向的ながら、真面目に営業に向き合ってきた私が体験した「媚び売り出世」の闇と、そんな環境から抜け出すための具体的な方法をお伝えします。
1. なぜ「仕事ができる人」より「媚びるやつ」が出世するのか?
組織という生き物は、時として驚くほど盲目です。本来、営業は「数字」という客観的な指標で評価されるべきですが、実態はそう甘くありません。
- 上司も「人間」という弱点: 多くの管理職は、自分の意見を肯定し、懐に飛び込んでくる「扱いやすい部下」を自分の味方だと勘違いします。
- アピールが成果を上回る: 実際に動いた「10の仕事」を1しか言わない真面目な人より、やった「1の仕事」を10に見せる媚び売りのほうが、上司の目には優秀に映ってしまうのです。
しかし、これはあなたの能力が低いからではありません。その組織の「評価の定規」が最初から歪んでいるだけなのです。
2. 【実録】私が体験した「媚び売り同僚」の信じられない裏の顔
ここで、私が実際に遭遇した「媚び売り出世」の典型例をお話しします。
私に割り振られるのは、決まってハレーションやトラブル案件ばかり。商談前はプレッシャーでご飯が食べられず、1日1食のこともしばしば。フラフラになりながらクレーム対応という「泥」を被る毎日でした。
一方で、私がコツコツと種をまき、ようやく受注が見えてきた「新規案件」は、媚び売りに長けた同僚に横からかっさらわれました。 上司の前では「私が抜けると困っちゃいますよね〜頑張りまぁす♡」と猫なで声でアピールし、ちゃっかり手柄だけを自分のものにする。
さらに、その同僚は上司がいない場所では私の挨拶をシカトします。なのに上司が来た瞬間、わざとらしく後輩に声をかけ「私、面倒見がいいんです」アピールを始める。
そんな「二面性のある媚び」が通用してしまう環境。そこに誠実さはありませんでした。

3. 「媚び」が正解の会社に居続ける3つの致命的リスク
不条理に耐えて頑張り続けることには、実は大きなリスクが伴います。
・市場価値が上がらない: 媚びを売るスキルは、その会社(その上司)にしか通用しません。他社へ行ったとき、あなたの手元には何も残りません。
・精神的な摩耗: 1日1食しか食べられないほどのストレスは、いつか限界を超えます。心を壊してからでは遅いのです。
・「ゴミ箱」扱いが固定化する: 一度「アイツは文句を言わずに泥を被ってくれる」と思われると、一生便利な駒として扱われ続けます。
4. 心を壊さないために。媚び売り同僚をやり過ごす「最強のスルー技術」
「手柄を奪われ、挨拶すら無視される」 そんな環境で真っ正面から戦うのは、ガソリンを撒かれた火の中に飛び込むようなものです。
転職を検討しつつも、まずは明日からのストレスを最小限にするための3つのスルー技術を身につけましょう。
① 「人間」ではなく「不具合のあるNPC」だと思う
挨拶を無視したり、上司の前でだけ態度を変えたりする同僚を「自分と同じ感情を持った人間」だと思うから腹が立つのです。
今日から、その同僚は「バグの多いNPC(ゲーム内の村人)」だと思い込んでください。
- 思考法: 挨拶をシカトされたら「あ、このNPCは挨拶のフラグが壊れてるんだな」と心の中で処理。
- メリット: 相手に期待しなくなるので、感情のエネルギー消費をゼロにできます。
② 「仕事のゴミ箱」に蓋をする技術
クライアントの対応や火消しなど、面倒な仕事ばかりを押し付けられそうになったら、「できません」ではなく「物理的に無理な理由」を即答する準備をしておきます。
- 具体策: 常に自分のタスクを可視化し、「今、〇〇のトラブル対応で1秒も空きがありません。これ以上受けるとパンクして〇〇さんに迷惑がかかりますが、それでも受けたほうがいいですか?」と上司を巻き込んで返します。
- ポイント: 「あなたが嫌だから」ではなく「業務が破綻するから」という論理で防衛します。
③ 脳内「別世界」への避難
商談前でご飯が食べられないほど緊張している時は、脳の意識を「今の会社」から切り離します。
- 思考法: 「この会社は、あくまで次のステップ(転職)への資金調達場所。あんな媚び売り同僚に何を思われようが、私の人生のメインストーリーには1ミリも関係ない」と自分に言い聞かせます。
- メリット: 会社での評価が「人生のすべて」ではなくなるため、驚くほど心が軽くなります。
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5. まとめ:あなたの「誠実さ」を安売りしてはいけない
「媚び 売り 出世」という言葉で検索したあなたは、もう薄々気づいているはずです。「このままじゃいけない」と。
商談前にお腹を壊し、記憶が飛ぶほど必死に向き合ってきたあなたの努力は、本来、称賛されるべきものです。それを横取りされ、シカトされるような場所に、あなたの人生を預ける必要はありません。
まずは、「自分の市場価値を客観的に見てくれる場所」を覗いてみてください。 転職サイトの自己分析ツールを使ったり、エージェントに「正当な評価制度がある会社」を尋ねてみるだけで、驚くほど視界が開けます。
「逃げ」ではなく「戦略的撤退」です。 あなたが、美味しいご飯をしっかり食べて、笑顔で働ける場所は、今の職場の外に必ずあります。

