「商談が終わるまで、ご飯が喉を通らない」 「LINEの通知音が鳴るだけで、心臓がバクバクする」 「会社のトイレで、毎日泣きながら顔を洗っている」
もし、あなたが今こんな状態なら、それは「気合が足りない」のではありません。あなたの脳が「これ以上は無理だ!」とブレーカーを落としている状態です。
私自身、営業職としてボロボロになり、病院で「軽度うつ」と診断されるまで走り続けてしまいました。その実体験をもとに、今すぐあなたに伝えたいことをまとめました。
本記事の要点
- 「当たり前のことができない」のは、脳が限界を迎えた最終警告
- 毎日泣くのは甘えではない。理不尽な環境による「脳の故障」
- 休職しなくても、上司に相談して「環境を変える」だけで人生は戻ってくる
1. 【セルフチェック】その「辛い」は心のSOSかもしれません
営業職は「辛くて当たり前」という風潮がありますが、以下の項目に1つでも当てはまるなら、それは努力で解決できる範囲を超えています。
- 身体の異変
- 朝、出社しようとすると涙が出る、または動悸がする
- ご飯が喉を通らない、味がしない
- 夜、何度も目が覚める。または仕事の夢ばかり見る
- 思考の異変
- スケジュールアプリの使い方が突然わからなくなる
- LINEやメールの通知音が鳴るだけで、恐怖を感じる
- これまで数分で終わっていた事務作業に、何時間もかかる
- 感情の異変
- 何をしても楽しくない。休日も仕事の不安で頭がいっぱい
- 家族の「辞めていい」という言葉が、逆に自分を追い詰める
- 気づくとトイレで泣いている。泣きながら仕事をしている
2. 脳がショートした瞬間:スケジュールアプリが使えない
うつ状態になると、これまで当たり前にできていたことが突然できなくなります。
私の場合、ある日突然「スケジュールアプリの立ち上げ方」が分からなくなりました。
毎日何度も開いていたはずなのに、アイコンを見ても、何をすればいいのか頭に浮かばない。
これは、例えるなら「スマホの充電が1%しかないのに、無理やり重いゲームを動かそうとして、本体が熱くなってフリーズした状態」です。
あなたの意志が弱いのではなく、脳というハードウェアがオーバーヒートを起こして、自分を守るために「思考停止」という安全装置を働かせているのです。
3. 毎日泣きながら仕事。私を追い詰めた「2つの要因」
私が軽度うつになったのは、単に「数字がキツい」からではありませんでした。
① 「正解のないパズル」を解かされる苦痛
クライアントの指示はいつも曖昧。
確認すれば「そんなことも分からないのか」と怒鳴られ、提出すれば「これは違う」と突き返される。暗闇の中で、見えないゴールを探して永遠に走らされているような疲弊感がありました。
② 24時間終わらない「緊張の糸」
忌引きで休んでいても、夜の10時を過ぎても、お構いなしに電話やLINEが来る。
「いつ鳴るかわからない」という恐怖で、心が休まる暇はありませんでした。
4. 回復のきっかけは「根性」ではなく「担当変更」だった
「もうダメだ」と思い、病院へ行くと「軽度うつ」という診断でした。
その後、幸運にも上司が変わり、状況が一変しました。新しい上司にすべてを話すと、彼は一言こう言ってくれました。
「そのクライアント、担当を外れよう。環境を変えよう。」
もし前の上司のままだったら、私は今頃、再起不能なまで潰れていたはずです。
| 状況 | 前の上司(潰れる環境) | 今の上司(回復した環境) |
| ミスへの反応 | 「どう補填するのか」と公開処刑 | 「何が原因か」を一緒に整理する |
| 客先対応 | 「できないお前が悪い」と突き放す | 「担当変更」という環境調整を行う |
| 休みへの理解 | 休んでいても電話をかける | 「まずは受診して休め」と言う |
まとめ:あなたは、もっと大切にされていい
もし、あなたが今「ご飯が食べられない」「毎日泣いている」のなら、どうか自分を責めないでください。
社内のだれでもいい、社内でなくてもいいので「今つらい」と誰かに伝えてみてください。
もし社内に言える人がいないなら、それはその場所が間違っているだけです。
あなたの人生は、今の会社の売上よりも、理不尽なクライアントの機嫌よりも、100万倍価値があります!!
